のし紙の書き方ガイド|表書き・水引の選び方から名前の書き方まで

のし紙の書き方ガイド|表書き・水引の選び方から名前の書き方まで

のし紙は「水引の種類」「上段の表書き」「下段の名前(贈る側)」の3点を押さえれば、迷わず書けます。アトリエコロでは20年以上、ギフトへののし付けを承ってきました。よくある間違いと、知っておくと便利なポイントをまとめます。

この記事を書いた人:畠山(アトリエコロ) 名入れワイン・名入れギフト専門ECの運営歴20年。のし紙のご相談やご注文確認を長年担当してきた経験をもとに書いています。

そもそも「のし(熨斗)」とは?

のし紙とは、お祝いの気持ちを形にした贈答用の包み紙のこと。紙の上部には「のし飾り」と「水引(みずひき)」が印刷されており、贈り物の用途や関係性に合わせて使い分けます。

スーパーやデパートでは「のし紙をおつけしますか?」と聞かれることがありますが、正式には「熨斗紙(のしがみ)」と呼ぶのが正しい表現です。贈り物に添えることで「丁寧に選んだギフトです」という気持ちが伝わります。

水引の種類と使い分け

のし紙で最も迷いやすいのが、水引の選び方です。大きく2種類あり、用途によって使い分けます。

水引の種類 向いているシーン 主な用途
蝶結び 何度あってもうれしいお祝い 誕生日・長寿祝い・出産祝い・季節のご挨拶 など
結びきり 一度きりにしたいお祝い 結婚祝い・快気祝い など

たとえば誕生日プレゼントは「何度でもお祝いしたい」という意味を込めて蝶結びを使います。一方、結婚祝いは「二度と繰り返さないように」という縁起から結びきりが定番です。

アトリエコロでは、のし紙をご希望のお客様には必ず用途をお伺いしてから、適切な水引をご提案しています。「どちらにすればいいかわからない」という場合は、ご注文時にお気軽にご相談ください。

表書きの書き方:上段・下段の基本

のし紙の中央には「表書き(おもてがき)」を記入します。書き方はシンプルで、上段に用途、下段に贈り主の名前を書きます。

用途別・上段の書き方例

シーン 上段の表書き
誕生日 お誕生日おめでとう/御誕生祝
還暦・長寿祝い 寿/御祝/還暦御祝
結婚祝い 御結婚御祝/寿
出産祝い 御出産御祝/御誕生御祝
退職・定年祝い 御退職御祝/長年の感謝を込めて
開店・開業祝い 御開店御祝/祝御開業
一般的なお祝い 御祝/お祝い

のし紙の表書き例:上段に御祝、下段に贈り主の名前(山田花子)を書く

よくある間違い:下段の名前は「贈る人」の名前

アトリエコロで長年ギフトを承ってきて、最も多いお間違いがこれです。

例)山田花子さんが山田太郎さんへプレゼントする場合
下段に書くのは… 「山田花子」(贈る側の名前)
「山田太郎」(受け取る側)ではありません。

のしの下段は「この贈り物を用意したのは誰か」を示すもので、受け取る方のお名前ではないのです。

正直に言うと、この間違いは本当に多くて、ご注文をお受けするたびに「また逆になっている…」と粛々とお客様にご連絡しています。贈る方が「受け取る人の名前を書きたい」というお気持ちはよくわかるのですが、のしのルールとしては贈り主の名前が正解です。

ご注文時に「念のため確認してほしい」という方は、備考欄にひとことお書き添えいただくと安心です。

連名・社名で書く場合

下段の名前は、一人ではなく複数人や会社名にすることもできます。

  • ご夫婦で贈る場合:「山田太郎・花子」のように連名で
  • 会社・部署で贈る場合:「〇〇株式会社 営業部一同」など
  • 4名以上で贈る場合:代表者名の左に「外一同」と添えるのが一般的

法人・団体様からのご注文も多くいただいており、社名や部署名でのし紙を作成することも承っています。

内のし・外のしの違い

のし紙の掛け方には、「外のし」と「内のし」の2種類があります。

種類 掛け方 向いているシーン
外のし 包装紙の外側にのし紙を掛ける 直接手渡しするとき。贈り物であることが一目で伝わる
内のし 商品箱にのし紙を掛けてから包装紙で包む 配送で贈るとき。のし紙が傷みにくく、控えめな印象になる

アトリエコロでは、特にご指定がない場合は外のしで対応しています。配送でのお届けが多いため、「内のしにしてほしい」というご要望の方はご注文時にお知らせください。

「慣習にこだわらない」のしも大歓迎です

近年、のし紙のあり方も少しずつ変わってきています。正式な表書きではなく、受け取る方への言葉をそのまま書いてほしい、というご依頼をいただくことが増えました。

たとえば、「御誕生御祝」ではなく「大好きだよ 翔ちゃん あいより♥」というご注文をいただいたこともあります。一見のし紙らしくないのですが、受け取った方がどれほど喜ばれるか——想像するだけでこちらまで嬉しくなるようなご注文でした。

カジュアルなのし紙の実例:大好きだよ 翔ちゃん あいより

慣習どおりの正式なのしはもちろん、「受け取る人にとって一番うれしい形」を大切にしたいというのがアトリエコロの考えです。慣習と異なる書き方をご希望の場合は、ご注文時にその旨をお知らせください。できるかぎり柔軟に対応します。

アトリエコロののし対応について

  • のし紙は無料でおつけしています
  • ご希望の水引の種類、表書き内容(上段・下段)をご注文時にお知らせください
  • 書き方に迷ったときはご注文前にお気軽にご相談いただけます
  • 内のし(箱の中にのし紙を入れる)にも対応しています

まとめ

Q. のし紙の下段には誰の名前を書けばいいですか?

贈る側(送り主)の名前を書きます。受け取る方のお名前ではありません。「この贈り物を用意したのは誰か」を示すのがのしの下段です。アトリエコロでは逆になっているケースが非常に多いため、ご注文時に確認のご連絡をしています。不安な方は備考欄にひとことお書き添えください。

Q. 誕生日プレゼントに内のし・外のし、どちらがいいですか?

直接手渡しするなら外のし、配送で贈るなら内のしが一般的です。ただし厳密なルールではないため、受け取る方の好みや状況に合わせて選んで問題ありません。アトリエコロでは特にご指定がない場合、外のしで対応しています。

Q. 正式な表書きではなく、メッセージを書いてもらうことはできますか?

できます。「御誕生御祝」のような定型文ではなく、受け取る方へのメッセージをそのまま書いてほしいというご要望もお受けしています。ご注文時の備考欄にご希望の文言をお書き添えください。

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